『効果的なICT活用の提案を行うための児童の学習スタイルの分類』
ICT活用効果には客観テストの結果が高くなる、など多くの知見がある。しかし、その多くは授業でどのような工夫がなされたかに注目されており、学習者の適性にはあまり関心が寄せられなかった。そこで本研究では、適性の中の学習スタイルに注目した。大学生を対象にした先行研究で明らかになっている4つの学習スタイルを参考に児童向けに質問紙項目を書き換え、小学5年生241名にアンケートを実施した。その結果を因子分析して、児童の3つの学習スタイルを抽出した。