2014年6月中旬から7月中旬までの回答期間で,全国1,000園(国公立497園・私立503園,都道府県各22園)の幼稚園に調査を依頼しました。手続きとしては,質問紙を郵送して,専用封筒にて返信を願いました。調査項目は,(1)教職員数やクラス数,パソコン・タブレット端末の活用の有無などの概要の他に,(2)タブレット端末を活用して保育で取り組む内容の可能性,(3)期待できる効果,(4)不安・心配事項等です。
7月15日までに254園より返信(有効回答数240/内訳:国公立125園,私立115園)がありました。質問紙調査にご協力いただいた幼稚園に感謝の意を表します。ありがとうございました。
(1)2014年9月22日時点では,調査項目(2)タブレット端末を活用して保育で取り組む内容の可能性について報告します。
ほとんどの項目で評定平均値が3.0を下回り,タブレット端末の保育での取り組み意欲は低く,イメージが抱きにくいとも解釈できます。その中で「幼児が育てている小動物や植物をカメラ機能で撮影して,その様子を振り返る」「図鑑アプリで,幼児が興味・関心を持った内容を調べる」「保育者が運動会の練習風景などを撮影・録画して,プロジェクタで大きく投影して振り返る」については,取り組みへの意欲が比較的高い傾向が見られました。
なお,掲載していますデータの無断転載はおやめください。
お問い合わせは 園田学園女子大学 人間健康学部 堀田まで